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食べられクリスマス小話

時系列無視のお話です。
本編で冬頃にこんなことがあるのかどうかはわかりません。










「隊長さん、メリークリスマス!」

 ババーンと扉を開けて、ジャジャーンと登場した私は、ドドーンと言い放った。
 ちなみにエルミアさんに借りた赤い帽子をかぶって、やっつけサンタコスだったりします。
 隊長さんはもちろん、困惑顔。ですよねー。

「めりいくるすます?」
「やだ、隊長さんかわいい」
「……」

 あ、隊長さん怖い顔になっちゃった。
 ついつい本音をこぼしちゃったけど、かわいいとか言っても男の人はうれしくないよね。

「すみませんってば、そんな顔しないでください!」
「それで、めりい……というものはなんなんだ」
「十二月二十五日はクリスマスなんです! クリスマスっていうのは……えっと……神様の、誕生日、みたいな?」
「降誕祭か」
「なんかそんな感じです! 私の住んでた国では、ただのお祭り事って感じでしたけど。恋人とラブラブする日なんですよ!」
「……ラブラブ」

 私の言葉に、隊長さんは噛み切れないものを口に含んでいるような顔をした。

「ラブラブです。しましょう!」

 私は笑顔で押しきる。押せ押せゴーゴーなのです!
 だってクリスマスだもん。クリスマスは恋人と過ごすものだよね。せっかくぼっちじゃないんだから!
 こっちの世界にはクリスマスなんてないことは、今は気にしないことにする。

「……あまりいつもと変わらない気がするがな」

 隊長さんはため息をついてそう言った。
 それは、了承と取りますからね!

「とびきり甘いクリスマスにしましょう!」

 まずは、プレゼントはわ・た・し♪ から始めないとかな。







 やっつけ小話ですすみません。直書きとか初めてです(笑)
 メリークリスマス! 塩ラーメン食べてます!
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